【過去に千葉県内にて10万部のタウン誌を
発行していたK.K.さんからの情報提供です】
最近ブームの地域密着型タウン誌。
タウン誌のメリットとして、
1.地域に影響力を持つことができる。
小さいながらもマスコミ。
記事の内容によって地域を動かすことができます。
2.好きな記事が書ける。
好きなところに取材できる。
記事でいろいろ訴えることができます。
また取材という名目であれば、普段入れないような会社や施設でもプレスで入れます。
3.広告主からサービス券などをもらえる。
広告主と仲良くできれば、それだけ地元に根付け、
また金銭以外の見返りも期待できます。
4.余った広告枠で自社広告を自由に打てる。
余った広告枠で自社の宣伝やもしくはいろいろな
商売の試し広告などが打てます。
自分でこのようなタウン誌を発行するということ、
つまり自社媒体を持つと言うことは
非常に大きな意味があります。
またこれから何か事業をしようか考えている方には適かもしれません。
それは、いろいろタウン誌で事業を試すことができるからです。
例えばクリーニング屋を開くにしても、広告の余った枠で自社広告を打てますし喫茶店でも何でも広告は打てます。
つまり自分で媒体を持つと言うことは、自分の宣伝はやり放題になります。
それ以外にも自社媒体を持っていれば、自分に有利な記事なども好きに書くことができます。
もちろん読者に抵抗がない程度にしなくてはいけませんが。
とにかくいま既存に事業をしている方にも、これから事業をしようとしている方でも、自社媒体のパワーは無限大です。
それでは、タウン誌を発行するのは以外と簡単です。
もしパソコンをお持ちであれば、クオークエクスプレスという編集ソフトとフォトショップ(画像加工)、イラストレーター(イラスト制作)の3点があれば制作できます。
後は、広告です。
広告の営業は必要ですが、決定的なコンセプトを
持ったタウン誌であれば広告は取りやすいかと思います。
例えば、女性向けのタウン誌や若者向けのタウン誌、
もしくは、住宅専門のタウン誌など読者範囲を狭めたもの。
こういったようにコンセプトがしっかりしていれば、
必ず広告が付いてきます。
ただ、金融、葬儀関係、風俗、エステ関係の広告を増やすと、タウン誌自体の質と品位が落ちるので慎重になる必要があると思います。
また広告の制作や校正を外注してしまう方法もありますがもちろんコストがかかります。
パソコン等を扱えるようになれば手軽に発行できるかと思います。
発行間隔は、絶対に無理しない方がいいです。
発行日に発行されないと完全に信用がなくなります。
また発行部数も多い方がもちろんいいですが、発行地域は広いより狭い地域に密度を濃くしたほうが広告主の受けがいいです。
また発行実部数と公称部数というものがあり、実部数というのが実際に発行されている部数、公称部数というのが営業時や世間に知らせている部数。
本来であればこれらの数字は一致していなくてはいけないのですが、既存のタウン誌の場合、ほとんど一致はしていません。
ちなみに私が発行していたときの実部数が87800部、公称部数が102000部、といったカンジです。
印刷に関しては、絶対に外注になると思います。
目安として、8万部くらいで40万円くらいです。
あとは配布方法を新聞折込にするかポスティングにするか選びます。
新聞折込の場合は、1部4円ほどですがこれも地域によって違います。
ちなみに都心部の方がやすいです。
ポスティングの場合は、1部8円ほどです。
お値段は高めですが、きめ細かく配ることができます。
またポスティングであれば自分自身でできるかとおもいますが、
一人一日1000部配るのがやっとかと思います。
私の場合は、地域の毎日新聞と提携し、折込代はほぼ無料でしたけど。
とにかく最初は、部数を少なめで発行し、
徐々に増やすしていくのが賢いかと思います。
そして、一番肝心になるのは、続けることです。
継続は力なり。
特にこういった媒体は継続が一番の信用なのです。
だから創刊号から豪華にお金を使うよりは、長く発行できる体制を作った方がいいかと思います。
あと肝心なのは、しつこいようですが新聞のコンセプトです。
しっかりとしたコアを持ち続けることです。
あせらず確実に発行すれば必ずうまく行くことと信じています。